2009年3月25日水曜日

日本行き。

3月31日~4月11日の予定で東京に居ります。
アートフェア会場などでうろうろしてると思います。

上海から東京を訪れる関係者も多く、ホテルや通訳の手配などまで頼まれまくってて、ツアコン状態。


極度の花粉症なので、正直この時期はあまり東京行きたくありません。
桜が綺麗なのは良いけどね。


東京でお会いする予定の人も沢山いるのですが、まだアポ取れてません。ごめんなさい。
くしゃみ鼻水で、見苦しいかと思いますが、大目に見てやってください。

威海路696 作家、スタジオ、ギャラリーリスト。

威海路696アートエリアのアトリエ開放展へむけて、作家やスタジオのリストを制作してます。
まだ抜け漏れがあるようですが、確認できているのはこんな感じ。


Building1
B1 孔海庆 Kong Haiqing 艺术沙龙 工艺玩偶
103 叶澜 Ye Lan Art of YELAN
106 Office 339
201 李云飞Chris Gill Studio (www.shanghaieye.net)
1/6/101 卢佳炜 Lu Jiawei 雕塑工作室 LuJiaWei Studio
6/201 张平 Zhang Ping 艺术工作室
6/6A 艺术空间 毛毛 Mao Mao

Side Building (9)
No9 202 Around space 园围艺术 Gallery
9/112 江雪曼 Jiang Xueman 艺术工作室 Studio

Back Building
201 张勇 Zhangyong 绘画 Studio
210 袁顺华 Yuan Shunhua 摄影 Photo Studio
202 陈宣颖 Chen Xuanying 画图 Studio
101 梁勤 Liang Qin 郑鹏照 Zheng Pengzhao 艺术工作室 Godot Art Studio
222 Studio Zero

Big Building (11)
F/1

111 萧长正 Shiau Jon Jen 雕塑 Atelier
108 园围艺术 Around Space Gallery
102 WHITE FACTORY Gallery

F/2
210 袁顺华Yuan Shunhua 摄影
202 陈宣颖 Chen Xuanying 画图 Studio

F/3
305 滕海瑛 Teng Haiying 绘画Studio
310 stage BACK Gallery
305 滕海瑛 Teng Haiying 绘画Studio
301 马良 Ma Liang 艺术家 绘画Studio

F/ 4
411 王海 Wang Hai Camera of Truth documentary studio
413 Republic 广告动画设计-Animation.republicstudios.tv
409 Christina Shmigel sculptor/installation

2009年3月24日火曜日

JIAホテルのロビーに長沢郁美の彫刻が。

期間限定で展示されてます。上海のJIAホテル。

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JIAホテルは香港系のデザイナーズホテル。

そのグループのJIA SHANGHAIは、1920年代に建てられた洋館をリノベーションした、建築物としてもとても趣のあるホテルです。

部屋数は少ないですが、細部までしっかりとデザインされていて、そこらの5ツ星ホテルよりもよっぽどハイクオリティー。

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香港のJIAに一度泊まったこと(泊まらせてもらったこと。。)がありますが、かなりお洒落なホテルでした。

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南京西路駅の近くにあります。
お近くの方、是非一目ご覧にお越しくださいませ。
ロビーにフラッと立ち寄って、チラッと覗くだけで大丈夫です。


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JIA SHANGHAI
931 West Nanjing Road (Entrance on Taixing Road)
Shanghai 200041 China
T: 86 21 6217 9000
F: 86 21 6287 9001

2階においしいイタリアンレストランもありますので、ランチでも是非。

2009年3月23日月曜日

明るく温かいヨコ型ネットワーク。

毎回アントレ講座の最後に、S4(上海相互支援組織)の代表のヂョン・石井さんから「ヂョンの、本日の一言」といって、ヂョンさんが読まれた本やスピーチなどから一部を抜粋して紹介してくれます。

前回の講座のときの「ヂョンの、本日の一言」が、腑に落ちる言葉だったのでこちらでもご紹介。
上海で公演会をされたこともある、藤原直哉さんの著書からです。


明るく温かいヨコ型ネットワークの構築

“人生というのは、いろいろな苦労、喜怒哀楽を経験し、それを通して自分自身のエネルギーによって「明るく温かい人間」になっていく過程なのだと思い知らされます。それが人生でもっとも大切なことだと、今さらながら痛感するのです。”

“こういう時代には、自分を包み込んでくれる仲間、地域、自然、そして歴史があると、人は元気を維持することができ、自分の未来に対して元気を保つことが出来ます。それがヨコ型ネットワークの最大の効用です。”

“「明るさ温かさ」はどんどん伝播していきますから、じきに世の中が明るく温かくなり、「再生のエネルギー」になっていきます。”

“「明るく温かいネットワーク」を構築していきます。従来型のトップダウンの権力志向、タテ型組織ではなく、ヨコ型のリーダーによるヨコ型のネットワークが基本となります。”



特に、「自分を包み込んでくれる仲間、地域、自然、そして歴史があると、人は元気を維持することができ、自分の未来に対して元気を保つことが出来ます。」というところがいいですね。

目の前のことに追われていると、ついつい蔑ろににしてしまうものばかりです。

決して貨幣とか経済活動そのものではなく、仲間、地域、自然、歴史、それらとうまく付き合っていくことによって、人生を豊かにすることができるのかもしれません。


4901318799生きかた革命―2009年世界大恐慌をどう生きる!
藤原 直哉
あうん 2008-12

by G-Tools


上海ギャラリストナイト3月号。

昨夜もありました、上海ギャラリストナイト。
今月から一応マンスリーイベントということで、月一回開催となりました。

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毎回新しい出会いがあって面白いのですが、何度会っても顔が覚えられない人がいて困ります。

はじめまして!っていって、張り切って挨拶しても、
「前にも会ったことあるでしょ。先週あなたの展覧会のオープニングにもいったわよ。」
なんて言われると、返す言葉もありません。。



中国人のビジネスパートナーと仕事の細かい話しをしているとき、
「私達が、50歳になっても上海でビジネスをしてるとしても、あと20年もあるんだよ。息の長い仕事をしていこうよ」
と言われました。
確かにねー。

私も去年ころから、やっと腰をすえて上海で活動して行こうと思うようになりました。上海に来たころは、「2008年には違う国に行く」なんて言ってたのですが、せめてあと20年は上海に根を張って居ようと。
そうしないと、本当にいい仕事はできないし、楽しむことも出来ないんじゃないかと。


なので、今日明日のことばかり考えていてもしょうがないですね。
既にこんなに大きい街なのに、10年、20年たったらどんな街になっていることか。
アートバブルは終わったって言うけど、長い目で見たら
中国のアートシーンなんてまだまだ始まったばかりです。

まだ厳しい状況は続きそうだけど、今の時点でもこれだけ国際的でアクティブに動いているんだから、10年たったらどうなっていることか。ダミアンハーストの個展だって、開かれるような街になるよ。
なんて事をみんなで話しています。


未来は明るいです。

2009年3月22日日曜日

339英語サイト復活しました。

今日は休日らしく、午後にスポーツなんぞを楽しみひと汗かいて、心地より疲労感でちょっと居眠りなんかもして、目覚めてさあ仕事でもするかとネットに繋いだところ・・


なんと、二週間ほどアクセスできなくなっていた、Office339の英語サイトが復活してました!

めっちゃ嬉しいです。
思わず叫んでしまいました。

パスワードを簡単なものに設定してたので、だれかに乗っ取られたんじゃないかと心配してて、最悪今週あたり膨大な時間をかけてまた一から作り直そうかな~、と超憂鬱だったので、まさに晴天の霹靂です。


うちのサイトは、ビジターは日本人の方が多いのですが、仕事につながるのは圧倒的に英語のサイト経由なので、サイトにアクセスできないというのは致命的なのです。


いやーよかった。
ほんとうに良かった。

バービー、子供向けワークショップ、ShanghART、友人の結婚式。

昨日はアントレ講座の後、久しぶりに上海市内を廻ってきました。


通勤路にオープンした、バービー専門店。
世界初だそうです。
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6階建てで、それぞれのフロアに仕掛けがあって、私でも楽しめました。
バービーに興味が無くても、歩いているだけでワクワクします。
この感覚、大切ですね。

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バービーのスパや、喫茶店もあり、大人でも楽しめるようになっています。
ディスプレイの仕方や、コンテンツ選びなど、非常に勉強になります。

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バービー、上海でビジネス 初の専門店 ライバルはキティ

“玩具世界最大手、米マテルが初のバービー人形専門店として選んだのは、ロンドンでもパリでもなく上海。6日、目抜き通りの淮海路に、6階建て、延べ床面積3500平方メートルの店をオープンした。 ”

“人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」や映画「プラダを着た悪魔」のスタイリストとして知られるパトリシア・フィールド氏がコーディネートした洋服が販売されるほか、エステサロンやカクテルが楽しめるカフェも併設されている。 ”

“米国の昨年の年末商戦が過去40年で最悪の結果に終わったことを受け、マテルは中国に成長機会を求めることにした。バービー・ブランドのジェネラル・マネジャー、リチャード・ディクソン氏は、中国をはじめとする海外市場で「積極拡大」を行っており、今後も各国で専門店をオープンさせると話した。

また「マテルは中国の将来に賭けている」と説明。具体的な金額こそ明らかにしなかったものの、「バービー・ブランドが中国で受け入れられると確信するからこそ、大規模な投資を行っている」と述べた。 ”





こちらは、徐家汇のデパート内にある、子供向けワークショップスペース。
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子供達が好きな時に来て、好きな作品をつくれるようになってます。
絵だけでなはく、立体、切り絵などもあり、決して安い値段ではないのに、沢山の子供達が制作に打ち込んでました。
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周りには、大手のおもちゃ屋やキャラクターショップが沢山並んでるのですが、このスペースが一番ワクワクしました。子供達の自由な発想で作られる作品は、とてもエネルギーがあります。

今年はワークショップもやっていきたいと思ってるので、参考にさせてもらいます。




こちらは、ShanghARTが新しくオープンしたギャラリースペースの展覧会、Not Related
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向利庆 XIANG Liqingなどは好きな作家ですが、展覧会全体として、以前何度も見たことがある作品が多く残念。

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夜はいつもお世話になっている友人の結婚式。
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新郎の友人が音楽をやっているため、上海在住の日本人の方々が沢山演奏して、まるで音楽ライブのような結婚式。
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最後は、新郎自ら歌を歌って終了。めっちゃ楽しそう。
こんな結婚式も良いですね。



イベントとか展示とかアートとかキャラクターとか、いろいろと考えさせられる一日でした。
あらゆるところに可能性が満ちています。

アントレ講座第三回。

上海相互支援組織主催のアントレ講座の第三回目。


2大欲求
人間には二つの大きな欲求がある。
充実した生活を送りたいという欲求と、安楽な生活を送りたいという欲求。

自己依存
会社や世の中、他人に期待すると、不安や不満につながる
他人に期待せず、自分に期待する

自己評価
今の評価は、自分の過去の評価
過去の評価は関係ない。今何をするか。

他者支援
他人にやったことが自分に返ってくるだけ
相手を成功させられる人が最も成功する

売上
売上は自分達ではコントロールできない。お客様にどれだけ価値を提供できるか。
自分達でコントロールできるのはコストだけ。

同業他社がやってないことで、お客様が喜ぶことを100個やると、必ず成功する。
大事なことに労力は惜しまない。
効率も大事だけど、効率よりも大事なのは価値。
最初に価値を感動、最後に効率。
価値と感動があるものを効率よくやればOK。




講義中なんどか、受講生でワークショップをやるのですが、みんな発想がバラバラで面白い。
いろんな価値観がありますね。

2009年3月21日土曜日

美術手帖4月号に記事を寄稿してます。

WORLD NEWSのShanghaiのページに、レポートを寄稿してます。
先日取材した、Bund18 Creative Centerの記事です。




出版社の方に本誌を郵送していただきオフィスで開封したところ、表紙を見た女性スタッフに非常に怪しい目で見られました。


オフィスにやってきた中国人アーティストには、「仕事場にこんなのまずいだろー」と言われました。


アート本でこんなにアタフタしたのは初めてです。
美術手帖、あなどれません。


美術手帖 2009年 04月号 [雑誌]
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市川友章来海。

現在個展開催中の市川友章さんと奥さんが上海にやってきました。


上海滞在が実質二日しかないところを、しかも奥さんはご懐妊中にも関わらず、メディアのインタビューや、コレクターとの顔合わせなど、ハードに仕事をこなしていただきました。


オープニング後も、あちこちから展覧会についてポジティブなコメントをいただいています。

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※インタビューの様子

インタビュアーの方が、作品についての着想や、モチベーション、制作の際の状況などを掘り下げて聞いてくれたので、読者の方には作品についての理解や、市川さんの世界観がさらに深まるのではないかと思います。

中国の新聞と、日系のビジネス誌にインタビュー記事が掲載される予定です。


また、市川さんの次の展開についても建設的な話しをすることが出来、非常に有意義な時間をすごせました。

市川夫妻、上海滞在お疲れ様でした!

威海路696アトリエ開放展のプレスリリース

威海路696アートエリアの、アトリエ開放展の公式プレスが出来ました。

イベントのタイトルは、「696艺术联欢会」に決定。
英語と中国語のみです。申し訳ない。。
後で日本語にも訳します。

Happy Together- 25 artists present multi disciplinary works for two day event

Date: April 18-19, 1pm to 8pm daily

In the Summer of 2006 a small artists colony took over the abandoned premises of an old opium den, later turned into a factory, in downtown Shanghai. Now around 40 diverse practioners have built functioning workshops in the building. 696 Weihai Road has a very diverse mix of inhabitants, including painters, sculptors, dancers, singers, bands, film directors, photographers , actors, arts activists, journalists, fashion designers, professional travelers, an underwear designer, child arts specialists, a wedding photography team, a foreign martial arts master, an animation company, an outdoor clothing and gear shop, architects, and also a few experimental gallery spaces.
As the downtown location of the building is in Shanghai’s ‘golden area,’ just a few minutes away from the city’s top malls and hotels, developers have long been threatening to take over the building. The tenants have been keeping up a three year campaign to maintain Weihai 696’s function as a creative space, through individual and group actions. To celebrate the fact that the building has not yet been torn down or converted into a commercial development the building hosts an annual open door event, to showcase work, allow performers to show their work in public in a relaxed setting to friends and visitors, and this year should also see some documentary work and other experimental pieces. Due to the anarchic nature of the setting and the work in progress, and for other obvious reasons, not all can yet be revealed!
Currently around 25 of the workshops will present open doors, installations and around 5 musical performers have been slated in to play at various venues within the complex. A map will be provided to guests, and signs relating to the various events will be posted by the main gate, or chalked on the walls.
Refreshments should be provided at various locations throughout the events, and there are also numerous 24 hour stores nearby where visitors can purchase snacks and beverages.

696艺术联欢会 新闻通告

2006 年夏天,威海路的一片不起眼的弄堂厂房里,搬来了第一位和艺术工作有关的住户,后来陆续地很多来自世界各地的艺术工作者迁徙了进来,慢慢形 成了一个有意思的小村落,这片旧日厂房在这群创作者的精心改建和安排下,变成了这个中国最商业的都市里,少有的一个乌托邦。他们友好相处,相互鼓励。在这 个温暖的小环境里,在每个小方格子里,都有一个有关艺术的梦想在茁壮生长着,无论是来自什么国家,无论从事什么专业,他们都在这里找到了自由发展的乐土。

如 果要列一个单子,那这单子上一定包含了所有能让人类感受到快乐的工作;能让人更接近幸福的生活方式:画家,雕塑家,舞蹈者,歌手,乐队,电影导 演,摄影师,话剧演员,艺术活动家,记者,画廊业者,服装设计师,职业旅行家,内衣设计师,婚纱摄影小组,外国武术大师等等,当然还有一些行踪诡秘的至今 没有暴露身份的神秘主义者。

不可思议的事情里往往也有平淡无奇的一面,生活因此才有趣。
这片地方的名字和它的门牌一样未加任何修辞:威海路696号,或者叫696。

因 为地处上海最中心的寸金之地,696在都市商业大厦的阴影下,如同在走廊里四处游荡的那只著名的黑色野猫,从来不知道昨晚住的纸板箱,明天是否还 在原地。从第一天入住起,每个人都被告知了随时会被拆迁的命运。所有的梦想家最初是带着一丝惴惴不安地生活在这里,直到渐渐变得习惯于这样的命运,直到有 一天他们突然想起来,他们已经在这里不可思议地驻扎了三个年头了。这些年里,很多人因为很多不同的原因,搬来这里或者离开了这里。有时是陌生人因为靠近成 为了朋友,有时是朋友因分离而相忘于江湖,他们渐渐习惯了认识新面孔,忘却旧邻居,各自躲在自己的工作空间里很少聚会。但是他们还是习惯每年的某几天,把 门都打开,因为这已经成为了这短短三年里,696里唯一确定了不会改变的事情。

2009年开门的日子是4月18日- 4月19日。

那 两天里所有的门都是敞开的,有多少性格各异的主人,就会有多少不同的待客方式。在联欢的日子里,喜欢喝酒聊天交朋友的人一定可以在这里找到你的知 己,欢迎购物的人可以在某些空间里,发现一些艺术家有趣的手工活儿,有纪念意义的小玩意儿;喜欢板着脸一句话也不说四处游荡的人,也可以在这里假装严肃很 久,因为有足够的地儿够你神游。

总之,愈是大家容易不开心的危机日子里,愈是不知道明年自家在哪儿的际遇,却愈是让这些家伙懂得了及时行乐的必要。所以,大家凑一起玩玩儿吧!

来吧!笑一笑!

2009年3月15日日曜日

市川友章展 オープニングの様子。

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市川友章、中国での初個展、“飘 Floating” が昨夜からスタート。

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告知の反応から、オープニングには結構な数の人が来てくれるだろうとは思っていましたが、予想をはるかに超える方々にお越しいただき、ありがたい限り。

スタッフもいつもより多めに5人ほどお手伝いをお願いしていたにもかかわらず、人手が足りなくなってしまい、一時は空きグラスがあちこちに散らばってしまったり。

5時から3時間の予定だったのに、時間を大幅にオーバーしてしまい、なんだかんだで10時頃までガヤガヤやってました。


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あまりに人が多すぎて、きちんとご挨拶が出来なかったり、作品や作家の説明が出来なかったりしたのが残念で、せっかくお越しいただいた方々に申し訳ないです。



不景気不景気いわれている中で、これだけの人が集まって、作品鑑賞したり、作品を通して人とのコミュニケーションが生まれたり、新しい出会いがあったりと、活気のある場所ができたことは、とても意味のあることだと思っています。


オープニングまで支えてくださった方々、スタッフ、アーティストの市川さん、ギャラリーの方々、お越しいただいた皆さんに心から感謝!

2009年3月14日土曜日

アントレ講座第二回

上海相互支援組織主催のアントレ講座の第二回目。
ちょうど上海に来ている長沢郁美も一緒に参加してもらいました。

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夢とは・・
夢はどんな環境にあろうと持つことが出来きるもの。
何時でもでもどこでも幾つ持ってよい。
他人の夢を自分の夢にすることも可能。
基準は、自分がワクワクするかどうか。


専門性とは
本気で何かを追求していくこと。
本気で一年も続ければ専門家になれる。
「本気」の反対は「忙しいから・・」


充実感を味わうためには・・
明確な目標があること
困難が伴うこと
努力が必要なこと
あきらめないこと
自発的であること
仲間がいること


手法 x 姿勢 = 成果
すべての手法は相対的で一時的なもの。
手法は100万通りあって、どんな状況であっても無限に考え出すことができる。
自立型姿勢で、最適な手法を駆使することによって、成果が生まれる。


自立型姿勢とは
いかなる環境・条件の中においても、自らの能力と可能性を最大限に発揮して、道を切り開いていこうとする姿勢。


今日も学ぶ事だらけです。

2009年3月13日金曜日

威海路アーティストミーティング。

威海路アートエリアにて、全員ミーティングが马良(Maleonn)のスタジオでありました。
アトリエ開放展に向けての意識合わせです。


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全員といっても全員が集まれるわけも無く。それでも50人近い人があつまり、開放展に向けての話し合いを行いました。威海路でこんなに大勢の人間が一同に会したのは始めて。

親分肌のShiau Jon Jenと马良(Maleonn)が音頭をとり、話をまとめてくれました。

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みんなで自己紹介をしたのですが、初めての面子も多かった。
一番多いのがアーティスト、そのほかにフォトグラファー、ギャラリー、ファッションデザイン、ミニシアターなんてのもありました。近くに居ても、知らないことってかなり多いです。
フランス人で札幌に2年住んでたっていう写真家にも会いました。

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威海路アートエリアは、特に管理している組織があるわけでもなく、住人は自然に集まったクリエイター達ですが、4月に向けて同じ目的のために一致団結しつつあります。

今日もみんなで100元ずつ出し合って、看板や広告のカンパをしたり、イベントのタイトルを決めたりしました。

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開放展は、4月18日、19日の2日間。13:00~20:00の間で行われることに。


去年もかなりの人でにぎわいましたが、今年も同じ様な感じになりそうです。
アート展示あり、DJあり、パフォーマンスあり、映画上映もあり、バーベキューあり。

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私の事務所ではまだ行うイベントを決めていないので、なにかアイデアがある方がいらっしゃったら、是非連絡くださいまし。

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昔はアヘンの巣窟だったといわれている、上海のど真ん中の廃墟で、面白いことが動き始めてます。

市川友章 限定交通カード 出来上がりました!

今回の展示にあわせて特別に、制作したグッズ。

交通カード

上海の交通カードです。
タクシー、バス、地下鉄とほとんどすべての交通機関で使えます。しかも何度もチャージできます。SUICAみたいなもんです。


限定で3種類8枚ずつ作りました。
1枚200元です。


去年9月に長沢郁美展の時もつくりましたが、今回は小型の最新バージョンで持ち運びも便利。

こんな感じで、ストラップにもなります。

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前回はあっという間に売り切れてしまい、私の分が無くなってしまったので、今回はしっかりと取っておきます。



そんなこんなで、明日オープニングです。
皆様お待ちしております!

“飘 Floating” 市川友章個展

オープニング レセプション: 2009年3月14日(土) 17:00-20:00pm
展示期間:2009年 3月14日 - 4月25日
月-金曜 10:00-18:00 / 土曜 13:00-18:00 / 日・祝 予約制

会場The Foundry Gallery (筑造空间)
中国上海市陕西北路729弄内到底 (近康定路) 邮编200040
End of lane 729, Shanxi Bei Road (x Kang Ding Road), Shanghai, 200040, China

339の英語サイトがアクセスできません

数日まえから、339の英語のサイトがアクセスできなくなっています。

Office339
http://www.office339.com/en/


原因不明です。
復旧の目処は立っておりません。
ご迷惑をおかけしております。

昨日は中国語もアクセスできなくなっていましたが、なぜか復旧しました。
無事復旧してくれるのを祈るのみ。
さすがに一から作り直すのはしんどいです。

2009年3月12日木曜日

Google依存症候群。

Gmailを使い始めて4年半。

当初はギガ単位でフリーメールが使えるなんて夢のような話で、友人からGmailのInvitationをもらって「これで一生メールのサイズに苦労しない!」なんて喜んでいたのが遠い昔に思えます。

それ以来Googleは少しずつ、少しずつ、私にただで容量を与えてくれました。
気がつけば7Gバイトも。

もう半永久的に容量の心配は要らないと思っていたのも束の間、とうとうその容量をオーバーするときが来てしまいました。

今の仕事をするようになって、画像のやり取りが多くなったことが原因と思われます。


Gmailのおかげで、どんなメールでも一応残しておくという習慣がついてしまったため、メールを削除するということ自体が、もうやっちゃいけない行為のように思えてしまい、仕方が無くGoogleのストレージを買ってしまいました。
10Gバイト、2000円なり。

もう捨てれないですよ。いくら過去のメールでも。


一社のサービスに頼りすぎるのは良くないな、と思いつつもGoogleへの依存度は高まる一方です。
ワードやエクセルファイルもほとんどGoogle Docsで使ってますし、動画もほとんどYoutubeに。かろうじて写真はFlickrですが、Googleリーダー、Chrome、カレンダーにブックマーク、ビジネス用のメールやアカウント。あ、このブログも。

まずいですね~。
使えば使うほど便利になっていくので、もう離れられない。
もしこれらのサービスに課金されるようになっても、払ってしまうかも知れません。


そのうち自分の家賃より、データの保管料の方が高くなったりして。
そしたら私の体より、私の持っているデータのほうが価値が高いということになるのでしょうか。

2009年3月11日水曜日

市川友章展の搬入。

昨夜は、土曜日にオープニングの市川友章展 Floatingの搬入。

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毎度Foundry Galleryの癖のある壁に悩まされますが、なんとか無事に終了。


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オープニングの4日前に搬入が終わるなんて、今までにない程順調です。

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オープニングを土曜日に控え、お蔭様でいろいろなところから注目をいただいています。
今年初で久しぶりの展覧会なのでどうなることやら、と思っていましたが、沢山の方が来てくれそう。


「オープニング行きます!」という一言のありがたみが身にしみます。

ART iT23号上海到着。

しました。



記憶のアート/消滅のアート
http://www.art-it.jp/current.php

上海近辺でご興味のある方はご連絡くださいまし。

2009年3月10日火曜日

Bund18に取材。

先週、日本の美術雑誌より原稿執筆の依頼をいただき、Bund18 Creative Centerへ取材へ行ってきました。


Bund18(外灘18号)はギャラリーとしても、外灘の景観スポットとしてもお気に入りの場所なので、仕事でもプライベートでもちょくちょく行きます。

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今回インタビューさせていただいたDirectorのKim Sunheeさんには、ここ一週間ほどで3回もお会いしていたので、「今更インタビュー??」みたいな感じでしたが、快くお受けしていただき、面白いお話を聞くことが出来ました。

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ギャラリーに併設されているバーには、大巻伸嗣さんや、今週私のところで個展が始まる市川友章さんの作品も常設されてます。

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Ai Weiweiのインスタレーション。


個人的には、上海ではもう外せない場所になってると思っていたのですが、調べてみると意外と日本のメディアでは取り上げられていないんですね。


皆さん、オススメです。

2009年3月9日月曜日

北海道の女の子が極寒の中でも生足な件について。

北海道ブーム!

だからかどうかは知りませんが、中国のブロガーが、北海道の女性が真冬にミニスカート生足で外を歩いているのを驚きと共に取り上げてました。

冰雪严寒日本妹要美丽不要性命?
http://blog.sina.com.cn/s/blog_50a03e0c0100cpne.html
なんとコメントは1000を超え。


それをそのまま翻訳している英語のサイトでも、「そんなのうちの国のヤングじゃ当たり前」、とか、「うちの国ではありえない」、とか言って盛り上がってます

Japanese Girls Wearing Miniskirts & Hot Pants In Winter
http://www.chinasmack.com/pictures/japanese-girls-wearing-miniskirts-hot-pants-in-winter/


私が高校の時も、周りの女の子は親に怒られながらも、マイナス20度とかでも生足で歩いてました。別に珍しい光景ではないけど、とりあえず男子は真似できないっす。

威海路アトリエ開放展の打ち合わせ

今日は、4月に予定されている威海路アトリエ開放展の打ち合わせがありました。

私の拠点がある威海路アートエリアには、アーティストやデザイナーなどが30~人ほどアトリエを構えていて、一昨年、去年と、みんながアトリエやギャラリーを開放して人を呼ぼう、というイベントをやっています。

一昨年は友人のアーティストのサポート、去年は自分の事務所も参加ということで、なんやかんやで毎年関わってきました。

一昨年の威海路アトリエ開放展の様子
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もう三月の半ばだというのに、まず開放展をやるかどうか、というところから話始めてます。
間に合うんか??


威海路に居るのは中国人の他に、アメリカ人、ドイツ人、フランス人、香港、台湾人などもいて、日本人は私だけですが、なかなか国際的な環境ではあります。

ただ、主体となってみんなを引っ張っていくグループがあるわけでもなく、特に中国人どうしでは複雑な人間関係もあり、みんなでまとまって何かイベントを起こそうとすると、いろいろな障害がでています。

みんな何かをやりたいという思いはあるのに、うまくかみ合っていません。それぞれのやりたいことの違いや言葉の問題、面子など、その辺をバランスを取りつつ、みんながどこに向かっていくのか。
一応私も当事者ですが、客観的に見ると非常に面白いです。


去年の威海路アトリエ開放展の様子
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<獅子倉シンジのパフォーマンス>

私が去年威海路に移ってきてから、都市設計やクリエイティブ産業などについて研究されている大学の方がやってきて、インタビューを受けたことが何度かありまいた。

行政などに管理されているわけでもなく、自然発生的に出来たエリアで、かつ上海のど真ん中にある威海路は、まだ成熟していないクリエイティブエリアで(成熟しないで終わるかも)、クリエイターたちがどのように振る舞い、コミュニティーを形成して、自己表現を続けていくのか、非常に面白い研究対象になると思います。

万博後の上海を考えると、5年後、10年後には、おそらくありえない環境ですので。


もしどなたか、研究対象として検討される方がいらっしゃいましたら、是非ご連絡くださいませ。
喜んでご協力します。

2009年3月7日土曜日

アントレ講座 3期目が始まりました。

アントレプレナーシップ講座の3期目が今日から始まりました。

講座を通して、アントレプレナー(自立型人材)を要請していくプログラムです。
私は去年も受講しているのですが、今回はサポーター+復習を兼ねて参加してます。


ほぼ同じ内容の講義を去年聞いているのに、改めて目からうろこが落ちるような学びがたくさんあります。
忘れてるのか、自分が成長したのか・・。
多分忘れてるんでしょうね。


今回集まったのは20人弱の日本人と中国人。

自己紹介と一言PRというのをやったのですが、そのうち3人ほど自分の故郷に何か出来ることをしたい、とおっしゃっている人がいました。

地元に対する愛着というのは、多くの人にある共通の感情なんでしょう。


これから2ヶ月間ほど、上海の熱い志を持った人たちと一緒に学んでいきます。

2009年3月6日金曜日

Thank You Art Day@香港 にNam HyoJunが参加します

急遽決まったので、英語ですが取り急ぎ。
Nam HyoJunのビデオ作品 Vegetable か Listが上映される予定です。

'Thank You Art Day'-!

Date: Monday, March 9, 2009
Time: 7-9pm (video screening starts at 7:30pm)
Venue: Warren's studio, 1821 Block A, Wah Luen Industrial Centre, Fo Tan

39poster1


Quick shots, featuring short videos by
Chow Chun Fai
David Clarke
ise parkingproject
Yoshiaki Kaihatsu
Kwan Sheung Chi
Lam Tung Pang
Michael Lee Hong Hwee, Willam Phuan & Tan Chee Tat
Lee Kit
Alexia Mellor
Nam HyoJun
Huong Ngo
Nguyen Quang Huy
Political Art Group
Qiu Anxiong
Gilad Ratman
Doris Wong Wai Yin


About “Thank You Art” Day
The Day of 39@rt ("thank you art") is a holiday to appreciate, promote, and otherwise positively engage ourselves in contemporary art. It was established by Japanese artist Yoshiaki Kaihatsu in 2000 to foster the appreciation of contemporary art in Japan. Last year it has been celebrated in 157 locations by individuals and institutions in three continents.
http://www.39art.com/

2009年3月3日火曜日

上海での北海道現代アート展と、極私的な地元の話について少し。

今年の夏に、北海道のアーティストによる展覧会を企画しています。
もちろん上海にて。
10人くらいの北海道のアーティストを、上海の複数のスペースで展示する予定です。


なぜ北海道?
私が北海道出身だからです。はい。
郷土愛以外のなにものでもありません。

私が北海道を出てから10年あまり。
なにか地元と繋がりのもてる仕事をしたいとずっと思っていました。

でも何ができるのか、何をしていいのか良くわからず、地元がそばの名産地なので、上海でそばの輸入を!なんて考えたこともありますが、さすがに専門外で良くわからず断念。。

しかしここ数年、周りの人たちの暖かいサポートもあり、上海でかつアートの分野であれば、私でもできることが少しずつ増えてきたので、今年の目標の一つに、全くアテは無かったのですが「北海道とかかわりのあるアート関係の仕事を一つ実現させる」というのを立てました。


そして年始に札幌を訪れた際、知人の紹介で端聡さんというご自身もアーティストであり、札幌でさまざまな芸術イベントのディレクションや、若手作家をプロデュースされている方とお会いしました。

そこで、札幌と上海での芸術分野での交流の可能性について伺ったところ、幸運なことに興味を持っていただくことが出来、少しずつですが展覧会実現に向けて話が進んでいます。


北海道の現代アーティストというと、何度も上海でお会いしている鈴木涼子さんと、前回のベネチアビエンナーレに参加されてた岡部昌生さんしか知りませんでしたが(恥ずかしいことに)、調べたりお話を聞いてみると、興味深い作家がたくさんいます。

しかも端さんを中心に、札幌ビエンナーレの実現に向けて行政や教育機関を巻き込んで動き出しているとのこと。

メディアやマーケットだけを見ていると、日本のアートシーンは東京にしかないような感じがしますが、北海道でも若いアーティストがどんどんでてきて、何かやってやろうという動きがあり、それを支えたいと思う人たちがいることがわかり、非常に勇気付けられました。



都市部で生まれ育った人にはわからない感覚かもしれませんが、日本の地方は洒落にならないほど危機的な状況にあります。

なにせ人がいない。
私の通っていた小学校は数年前に閉校になりましたし、生まれ育った地域は「65歳以上人口比50%以上」となる"限界集落”というカテゴリーに入っているらしいです。限界集落の次は消滅集落となるらしい。おいおい。。


日本人の人口が減少している中、北海道の片田舎の町が消えかかっているなんてことは、当然といえば当然です。

税金を無理に使ってまで消え行く田舎町を保護することに何の意味があるのか?と聞かれても、正直今の私には何も反論できません。私が生まれ育った場所で家族や友人がいるから、としか言えません。


でも地元に帰ったとき、毎回異様な不安感に襲われます。
故郷の将来に対する不安はもちろん感じるのですが、それ以上に、もしかしたら今自分のいる(上海での)環境が間違っているんじゃないだろうか、という不安です。

上海にいるときは、「日本はもうダメなんじゃないか」とか、「日本語ですら滅びつつある!」なんて話をしてるのに、実家に帰ると完全に地元のムードに飲まれてしまし、全く別の世界にいる感覚になります。

幼なじみや同級生は、地元で地に足をつけて頑張っているのに(実情はしらんけど)、このまま自分は外でフラフラしていていいのだろうか? と。地元では農業に従事している人が多く、かえって地に足が着いている感じがします。

そして帰省するたびに、本気で実家に戻ろうかと考えてしまいます。それが人としての幸せなんじゃないか・・と。

そのときは、グローバリゼーションとか、ITの進化とか、覇権国とか、アートインダストリーなんて、全く関係ない別次元の話のような気がしてしまいます(実際は影響を与えてはいる部分は計り知れないのですが・・)。

それくらい上海と地元はanother worldで、困ったことにどちらの世界にも魅力があります・・。

でもおそらく、地元に帰って何かをするというのは、今の私の仕事では無く、多くの幼なじみや友人が地元で頑張ってるなか、たまたま長く外で働いている私は、私にしかできない事をするべきだと思うのです。



そして幸い、北海道には可能性があります。
気付いていない人が多いですが、北海道はアジアの多くの国の人たちにとって憧れの場所です。

食べ物がおいしく、良質な雪でスキーやスノーボードが出来、温泉があり、綺麗で、自然がすばらしく、国際空港があってインフラが整っている場所は、アジアでは北海道しかないのです。

50年後の札幌の気温は、今の東京と同じになるという学者がいたそうです。もし本当にそうなれば、物理的に北海道以南に日本人は住み辛くなります。


そしてなんと、いま中国では北海道ブームが起きています。

中国で大ヒット映画から北海道観光ブーム
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20090221-463494.html

年末に公開された、北海道をロケ地に撮影された中国の映画大ヒットし、多くの中国人が北海道にあこがれの念を抱いています。

「非誠勿擾(本気で付き合える人求む)」


これを逃さない手はありません。
最近雑誌で見た中国人向けのアンケートでは、日本で知っている地名という質問に対して、なんと北海道は東京に次いで2位でした。


でも北海道は、このチャンスをまだまだ活かせていないと感じます。

自分達だけじゃ生き残っていけないんだから、隣のこんなに近いところに無限の可能性のある国があるのに、どうしてもっとうまく付き合っていかなきゃだめだろう、と。



話が大分それましたが、私は別に観光大使になりたいわけではなくて、文化を通じた北海道と中国のつながりを作っていきたいと思っているだけです。その活動を通じて、少しでも北海道に中国のエネルギーを送りたいのです。

今回考えているのは、北海道のアーティストを上海で発表することですが、その次は中国のアーティストを北海道で発表し相互の交流を図りながら、アートを通じた地域間のあらゆる分野での価値の創造を目指していきたいと考えています。

日本では多くのメディアが中国バッシングをしているようですが、諸問題はおいておいて、中国にはまだ、今日本に一番必要な「希望」があります。世界中が金融危機でダメージをうけていようと、多くの中国人がまだまだ将来に対して楽観的で、希望を持っています。それが多くのエネルギーを生んでいます。

いくら清潔でマナーが良くても、希望がなければ人は生きていけません。
そのエネルギーを、少しでも北海道へ伝えられたらと思っています。


そんな話をここ2ヶ月ほどいろんな人に話していたら、非常に有難いことに予想以上に多くの人から関心を示していただき、アートというジャンルに限らず他の産業も巻き込んでなにか出来ないか、という話が進んでいます。

オープニングレセプションで北海道の料理を振舞うとか、作品置き場には北海道の家具を使うなどなど。


私自身、全然違う業種から現代アートというものに出会い、これからの時代を切り開いていく可能性を感じました。その直感を信じていまも活動をしていますが、それはいわゆるスノッブな「アート業界」という括りの外で本来の力を発揮するのだと感じています。

そしてその可能性を試すフィールドが、地元の北海道に広がりつつあることがとても嬉しく、なんとしても今回の企画を実現して成功させたいと思っています。



北海道にゆかりのある方を、一人でも多く巻き込んで、大きなうねりを作っていきたいと思っています。
どんな形でもかまいません。なにかご協力いただける方がいらしゃいましたら、何卒、何卒よろしくおねがいいたします!

2009年3月2日月曜日

08年最も影響を与えた中国のアーティト・ギャラリー・展覧会、etc

中国でおそらく一番しっかりしてるアートの総合サイト、雅昌艺术网主催のアワード第三届AAC艺术中国·年度影响が発表されました。

英語での記載されたサイトがあったので、こちらでもちょいと紹介。
Xu ZhenがTop Youth Artistっていうのはうれしいです。


The 3rd AAC Art of China Awards
The most influential participants of Chinese art

-Academic Awards-

Artist of the Year

1. Xu Bing
2. Cai Guoqiang
3. Liu Xiaodong (Top Artist of the Year)

Youth Artist of the Year
1. Wang Guangle
2. Cao Fei
3. Xu Zhen (Top Youth Artist of the Year)

Gallery of the Year
1. Long March Space
2. Aye Gallery
3. Tang Contemporary Art (Top Gallery of the Year)

Exhibition of the Year
1. Cai Guoqiang: I Want to Believe
2. The Lights of Dunhuang
3. Synthetic Times (Top Exhibition of the Year)

Publication of the Year
1. 写给大家的中国美术史
2. 美术史与观念史V VI
3. 陆俨少全集 (Top Publication of the Year)


-Awards for Media and Communications-

Art People of the Year

1. Zhou Chunya
2. Cai Guoqiang
3. Liu Dawei
4. Lv Peng
5. Wang Guangyi, Lu Hao
6. Fan Zeng
7. Wu Guanzhong
8. Ma Weidu
9. Huang Yongyu
10. Xu Bing

Art Event of the Year
1. Chinese artists in action for quake relief;
2. Artistic support of the Beijing Olympics;
3. Artists Wang Guangyi and Lu Hao canceled their exhibitions in France after the Beijing Olympics torch relay was disrupted in Paris;
4. The Central Academy of Fine Arts, located in Beijing, celebrated its 90th founding anniversary;
5. The Hangzhou-based China Academy of Art celebrated the 80th anniversary of its founding;
6. Chinese museums became free;
7. Dispute emerged between the resident artists and the property management company at 798 Art Zone, Beijing’s most famous art district;
8. Contemporary artist Xu Bing was appointed vice president of the Central Academy of Fine Arts;
9. The popularity of scholar/collector Ma Weidu;
10. The inaugural Chinese Collectors Convention was held in Shanghai.


--

雅昌艺术网/ARTRON
http://www.artron.net/

第三届AAC艺术中国·年度影响力/The 3rd AAC Art of China Awards
http://aac.artron.net/topic/2008/index_live.php

2009年3月1日日曜日

近頃の上海アート事情

2009年、早くも3月に突入。早すぎです。

先週は来客が多くめまぐるしい一週間でした。

遠方のギャラリストやキュレーターが来て、年内の展覧会の構想や、ビジネスの可能性を話し合ったり、日本からはギャラリーの方、美術館の方、大学の方、実業家などが来られて、いろいろと情報のシェアをさせていただきました。

春節があけてから、周りがすごい勢いで動き出しています。



周鉄海
上海在住のアーティスト周鉄海 Zhou Tiehaiが、民生銀行が红访Red Townに建てる(箱はすでにできてる)民生现代美术馆の副館長に就任が決まりました。

先日レストランで偶然周鉄海に遭遇。いま優秀なアシスタントキュレターを探しているとのことです。
もし我こそはという方がいらしたら、彼に推薦しますのでお知らせください。

あ、あと、红访Red Townには、日系のギャラリーが一件1月から進出してます。



Timezone8
M50にあったアート本専門店 Timezone8が上海から撤退しました。
撤退するかも、という話があってからあっという間の出来事。

M50は大手のギャラリーが市内へ移転するという噂もあり、昔ほどの求心力がなくなってきています。
てか、家賃高すぎなので当然の成り行きですが。


5年ほど前に初めてM50に訪れてから、M50のギャラリーや版画工房でしばらく働いてたし、その変化をみてきましたが、元気がなくなっていくのは寂しいですね。

でもそれが、いわゆる「クリエイティブエリア」と呼ばれる場所の性なのかもしれません。
個人的には、今は威海路が一番面白いと思います。



《视觉生产》VISUAL PRODUCTION
バイリンガルで内容もしっかりしているので、とても気に入っていた中国のアート雑誌 VISUAL PRODUCTIONが廃刊となったようです。

EditorのGu Zhenqingが、会社ごと誰かに販売したかったようですが、買い手が現れなかった模様。
北京の事務所では、全員解雇になったとか。
私の友人も働いていたので少々心配です。




Kogo Art Center
杭州のギャラリー、Kogoが上海に進出するようです。4月に市内に。
Zhang Peili, Ai Weiwei、Tang Songなどのコレクションがあり、オープニングは要チェック。




威海路アトリエ開放展
今年も4月に威海路アトリエ開放展が行われるかもしれません。

Office339のある威海路アートエリアには、おそらく50人位のアーティストやデザイナー、フォトグラファーがいて、昨年までは年に一度アトリエ開放展として一日限りのお祭りをやってきました。

去年はTV局もきてかなりの人で賑わい、午後から夜10時くらいまで引っ切り無しに人がやってくる、といった感じ。

去年の開放展が紹介されたTV番組。

獅子倉シンジのパフォーマンスが大きく取り上げられました。


今年は何も話が上がらなかったので、無いものと思ってましたが、ここ数日みんなでミーティングをして協議してます。

行われるとしたら、4月18日。
その頃は北京のアートフェア CIGEのため、北京にいる予定でしたが、開放展があるなら、帰ってこなければ。



と、こんなかんじで、これからは周りで見聞きした上海のアート関連のニュースを、書ける範囲でちょこちょこブログに書いていこうと思います。

市川友章 Solo Show

3/14から開催します。

上海にいる方は、Bund18号4階で彼の作品を観たことがある人も多いはず。




今回は韓国系のギャラリー Scola Art Centerとの共催となります。

09年初の展覧会、気合入ってますので、是非是非お越しください。

“飘 Floating” 市川友章個展
http://www.office339.com/jp/exhibitions/floating/

オープニング レセプション: 2009年3月14日(土) 17:00-20:00pm
展示期間:2009年 3月14日 - 4月25日
月-金曜 10:00-18:00 / 土曜 13:00-18:00 / 日曜・祝日 予約のみ

会場: The Foundry Gallery (筑造空间)
中国上海市陕西北路729弄内到底 (近康定路) 邮编200040
End of lane 729, Shanxi Bei Road (x Kang Ding Road), Shanghai, 200040, China