2009年3月9日月曜日

威海路アトリエ開放展の打ち合わせ

今日は、4月に予定されている威海路アトリエ開放展の打ち合わせがありました。

私の拠点がある威海路アートエリアには、アーティストやデザイナーなどが30~人ほどアトリエを構えていて、一昨年、去年と、みんながアトリエやギャラリーを開放して人を呼ぼう、というイベントをやっています。

一昨年は友人のアーティストのサポート、去年は自分の事務所も参加ということで、なんやかんやで毎年関わってきました。

一昨年の威海路アトリエ開放展の様子
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もう三月の半ばだというのに、まず開放展をやるかどうか、というところから話始めてます。
間に合うんか??


威海路に居るのは中国人の他に、アメリカ人、ドイツ人、フランス人、香港、台湾人などもいて、日本人は私だけですが、なかなか国際的な環境ではあります。

ただ、主体となってみんなを引っ張っていくグループがあるわけでもなく、特に中国人どうしでは複雑な人間関係もあり、みんなでまとまって何かイベントを起こそうとすると、いろいろな障害がでています。

みんな何かをやりたいという思いはあるのに、うまくかみ合っていません。それぞれのやりたいことの違いや言葉の問題、面子など、その辺をバランスを取りつつ、みんながどこに向かっていくのか。
一応私も当事者ですが、客観的に見ると非常に面白いです。


去年の威海路アトリエ開放展の様子
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<獅子倉シンジのパフォーマンス>

私が去年威海路に移ってきてから、都市設計やクリエイティブ産業などについて研究されている大学の方がやってきて、インタビューを受けたことが何度かありまいた。

行政などに管理されているわけでもなく、自然発生的に出来たエリアで、かつ上海のど真ん中にある威海路は、まだ成熟していないクリエイティブエリアで(成熟しないで終わるかも)、クリエイターたちがどのように振る舞い、コミュニティーを形成して、自己表現を続けていくのか、非常に面白い研究対象になると思います。

万博後の上海を考えると、5年後、10年後には、おそらくありえない環境ですので。


もしどなたか、研究対象として検討される方がいらっしゃいましたら、是非ご連絡くださいませ。
喜んでご協力します。

2009年3月7日土曜日

アントレ講座 3期目が始まりました。

アントレプレナーシップ講座の3期目が今日から始まりました。

講座を通して、アントレプレナー(自立型人材)を要請していくプログラムです。
私は去年も受講しているのですが、今回はサポーター+復習を兼ねて参加してます。


ほぼ同じ内容の講義を去年聞いているのに、改めて目からうろこが落ちるような学びがたくさんあります。
忘れてるのか、自分が成長したのか・・。
多分忘れてるんでしょうね。


今回集まったのは20人弱の日本人と中国人。

自己紹介と一言PRというのをやったのですが、そのうち3人ほど自分の故郷に何か出来ることをしたい、とおっしゃっている人がいました。

地元に対する愛着というのは、多くの人にある共通の感情なんでしょう。


これから2ヶ月間ほど、上海の熱い志を持った人たちと一緒に学んでいきます。

2009年3月6日金曜日

Thank You Art Day@香港 にNam HyoJunが参加します

急遽決まったので、英語ですが取り急ぎ。
Nam HyoJunのビデオ作品 Vegetable か Listが上映される予定です。

'Thank You Art Day'-!

Date: Monday, March 9, 2009
Time: 7-9pm (video screening starts at 7:30pm)
Venue: Warren's studio, 1821 Block A, Wah Luen Industrial Centre, Fo Tan

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Quick shots, featuring short videos by
Chow Chun Fai
David Clarke
ise parkingproject
Yoshiaki Kaihatsu
Kwan Sheung Chi
Lam Tung Pang
Michael Lee Hong Hwee, Willam Phuan & Tan Chee Tat
Lee Kit
Alexia Mellor
Nam HyoJun
Huong Ngo
Nguyen Quang Huy
Political Art Group
Qiu Anxiong
Gilad Ratman
Doris Wong Wai Yin


About “Thank You Art” Day
The Day of 39@rt ("thank you art") is a holiday to appreciate, promote, and otherwise positively engage ourselves in contemporary art. It was established by Japanese artist Yoshiaki Kaihatsu in 2000 to foster the appreciation of contemporary art in Japan. Last year it has been celebrated in 157 locations by individuals and institutions in three continents.
http://www.39art.com/

2009年3月3日火曜日

上海での北海道現代アート展と、極私的な地元の話について少し。

今年の夏に、北海道のアーティストによる展覧会を企画しています。
もちろん上海にて。
10人くらいの北海道のアーティストを、上海の複数のスペースで展示する予定です。


なぜ北海道?
私が北海道出身だからです。はい。
郷土愛以外のなにものでもありません。

私が北海道を出てから10年あまり。
なにか地元と繋がりのもてる仕事をしたいとずっと思っていました。

でも何ができるのか、何をしていいのか良くわからず、地元がそばの名産地なので、上海でそばの輸入を!なんて考えたこともありますが、さすがに専門外で良くわからず断念。。

しかしここ数年、周りの人たちの暖かいサポートもあり、上海でかつアートの分野であれば、私でもできることが少しずつ増えてきたので、今年の目標の一つに、全くアテは無かったのですが「北海道とかかわりのあるアート関係の仕事を一つ実現させる」というのを立てました。


そして年始に札幌を訪れた際、知人の紹介で端聡さんというご自身もアーティストであり、札幌でさまざまな芸術イベントのディレクションや、若手作家をプロデュースされている方とお会いしました。

そこで、札幌と上海での芸術分野での交流の可能性について伺ったところ、幸運なことに興味を持っていただくことが出来、少しずつですが展覧会実現に向けて話が進んでいます。


北海道の現代アーティストというと、何度も上海でお会いしている鈴木涼子さんと、前回のベネチアビエンナーレに参加されてた岡部昌生さんしか知りませんでしたが(恥ずかしいことに)、調べたりお話を聞いてみると、興味深い作家がたくさんいます。

しかも端さんを中心に、札幌ビエンナーレの実現に向けて行政や教育機関を巻き込んで動き出しているとのこと。

メディアやマーケットだけを見ていると、日本のアートシーンは東京にしかないような感じがしますが、北海道でも若いアーティストがどんどんでてきて、何かやってやろうという動きがあり、それを支えたいと思う人たちがいることがわかり、非常に勇気付けられました。



都市部で生まれ育った人にはわからない感覚かもしれませんが、日本の地方は洒落にならないほど危機的な状況にあります。

なにせ人がいない。
私の通っていた小学校は数年前に閉校になりましたし、生まれ育った地域は「65歳以上人口比50%以上」となる"限界集落”というカテゴリーに入っているらしいです。限界集落の次は消滅集落となるらしい。おいおい。。


日本人の人口が減少している中、北海道の片田舎の町が消えかかっているなんてことは、当然といえば当然です。

税金を無理に使ってまで消え行く田舎町を保護することに何の意味があるのか?と聞かれても、正直今の私には何も反論できません。私が生まれ育った場所で家族や友人がいるから、としか言えません。


でも地元に帰ったとき、毎回異様な不安感に襲われます。
故郷の将来に対する不安はもちろん感じるのですが、それ以上に、もしかしたら今自分のいる(上海での)環境が間違っているんじゃないだろうか、という不安です。

上海にいるときは、「日本はもうダメなんじゃないか」とか、「日本語ですら滅びつつある!」なんて話をしてるのに、実家に帰ると完全に地元のムードに飲まれてしまし、全く別の世界にいる感覚になります。

幼なじみや同級生は、地元で地に足をつけて頑張っているのに(実情はしらんけど)、このまま自分は外でフラフラしていていいのだろうか? と。地元では農業に従事している人が多く、かえって地に足が着いている感じがします。

そして帰省するたびに、本気で実家に戻ろうかと考えてしまいます。それが人としての幸せなんじゃないか・・と。

そのときは、グローバリゼーションとか、ITの進化とか、覇権国とか、アートインダストリーなんて、全く関係ない別次元の話のような気がしてしまいます(実際は影響を与えてはいる部分は計り知れないのですが・・)。

それくらい上海と地元はanother worldで、困ったことにどちらの世界にも魅力があります・・。

でもおそらく、地元に帰って何かをするというのは、今の私の仕事では無く、多くの幼なじみや友人が地元で頑張ってるなか、たまたま長く外で働いている私は、私にしかできない事をするべきだと思うのです。



そして幸い、北海道には可能性があります。
気付いていない人が多いですが、北海道はアジアの多くの国の人たちにとって憧れの場所です。

食べ物がおいしく、良質な雪でスキーやスノーボードが出来、温泉があり、綺麗で、自然がすばらしく、国際空港があってインフラが整っている場所は、アジアでは北海道しかないのです。

50年後の札幌の気温は、今の東京と同じになるという学者がいたそうです。もし本当にそうなれば、物理的に北海道以南に日本人は住み辛くなります。


そしてなんと、いま中国では北海道ブームが起きています。

中国で大ヒット映画から北海道観光ブーム
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20090221-463494.html

年末に公開された、北海道をロケ地に撮影された中国の映画大ヒットし、多くの中国人が北海道にあこがれの念を抱いています。

「非誠勿擾(本気で付き合える人求む)」


これを逃さない手はありません。
最近雑誌で見た中国人向けのアンケートでは、日本で知っている地名という質問に対して、なんと北海道は東京に次いで2位でした。


でも北海道は、このチャンスをまだまだ活かせていないと感じます。

自分達だけじゃ生き残っていけないんだから、隣のこんなに近いところに無限の可能性のある国があるのに、どうしてもっとうまく付き合っていかなきゃだめだろう、と。



話が大分それましたが、私は別に観光大使になりたいわけではなくて、文化を通じた北海道と中国のつながりを作っていきたいと思っているだけです。その活動を通じて、少しでも北海道に中国のエネルギーを送りたいのです。

今回考えているのは、北海道のアーティストを上海で発表することですが、その次は中国のアーティストを北海道で発表し相互の交流を図りながら、アートを通じた地域間のあらゆる分野での価値の創造を目指していきたいと考えています。

日本では多くのメディアが中国バッシングをしているようですが、諸問題はおいておいて、中国にはまだ、今日本に一番必要な「希望」があります。世界中が金融危機でダメージをうけていようと、多くの中国人がまだまだ将来に対して楽観的で、希望を持っています。それが多くのエネルギーを生んでいます。

いくら清潔でマナーが良くても、希望がなければ人は生きていけません。
そのエネルギーを、少しでも北海道へ伝えられたらと思っています。


そんな話をここ2ヶ月ほどいろんな人に話していたら、非常に有難いことに予想以上に多くの人から関心を示していただき、アートというジャンルに限らず他の産業も巻き込んでなにか出来ないか、という話が進んでいます。

オープニングレセプションで北海道の料理を振舞うとか、作品置き場には北海道の家具を使うなどなど。


私自身、全然違う業種から現代アートというものに出会い、これからの時代を切り開いていく可能性を感じました。その直感を信じていまも活動をしていますが、それはいわゆるスノッブな「アート業界」という括りの外で本来の力を発揮するのだと感じています。

そしてその可能性を試すフィールドが、地元の北海道に広がりつつあることがとても嬉しく、なんとしても今回の企画を実現して成功させたいと思っています。



北海道にゆかりのある方を、一人でも多く巻き込んで、大きなうねりを作っていきたいと思っています。
どんな形でもかまいません。なにかご協力いただける方がいらしゃいましたら、何卒、何卒よろしくおねがいいたします!

2009年3月2日月曜日

08年最も影響を与えた中国のアーティト・ギャラリー・展覧会、etc

中国でおそらく一番しっかりしてるアートの総合サイト、雅昌艺术网主催のアワード第三届AAC艺术中国·年度影响が発表されました。

英語での記載されたサイトがあったので、こちらでもちょいと紹介。
Xu ZhenがTop Youth Artistっていうのはうれしいです。


The 3rd AAC Art of China Awards
The most influential participants of Chinese art

-Academic Awards-

Artist of the Year

1. Xu Bing
2. Cai Guoqiang
3. Liu Xiaodong (Top Artist of the Year)

Youth Artist of the Year
1. Wang Guangle
2. Cao Fei
3. Xu Zhen (Top Youth Artist of the Year)

Gallery of the Year
1. Long March Space
2. Aye Gallery
3. Tang Contemporary Art (Top Gallery of the Year)

Exhibition of the Year
1. Cai Guoqiang: I Want to Believe
2. The Lights of Dunhuang
3. Synthetic Times (Top Exhibition of the Year)

Publication of the Year
1. 写给大家的中国美术史
2. 美术史与观念史V VI
3. 陆俨少全集 (Top Publication of the Year)


-Awards for Media and Communications-

Art People of the Year

1. Zhou Chunya
2. Cai Guoqiang
3. Liu Dawei
4. Lv Peng
5. Wang Guangyi, Lu Hao
6. Fan Zeng
7. Wu Guanzhong
8. Ma Weidu
9. Huang Yongyu
10. Xu Bing

Art Event of the Year
1. Chinese artists in action for quake relief;
2. Artistic support of the Beijing Olympics;
3. Artists Wang Guangyi and Lu Hao canceled their exhibitions in France after the Beijing Olympics torch relay was disrupted in Paris;
4. The Central Academy of Fine Arts, located in Beijing, celebrated its 90th founding anniversary;
5. The Hangzhou-based China Academy of Art celebrated the 80th anniversary of its founding;
6. Chinese museums became free;
7. Dispute emerged between the resident artists and the property management company at 798 Art Zone, Beijing’s most famous art district;
8. Contemporary artist Xu Bing was appointed vice president of the Central Academy of Fine Arts;
9. The popularity of scholar/collector Ma Weidu;
10. The inaugural Chinese Collectors Convention was held in Shanghai.


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雅昌艺术网/ARTRON
http://www.artron.net/

第三届AAC艺术中国·年度影响力/The 3rd AAC Art of China Awards
http://aac.artron.net/topic/2008/index_live.php

2009年3月1日日曜日

近頃の上海アート事情

2009年、早くも3月に突入。早すぎです。

先週は来客が多くめまぐるしい一週間でした。

遠方のギャラリストやキュレーターが来て、年内の展覧会の構想や、ビジネスの可能性を話し合ったり、日本からはギャラリーの方、美術館の方、大学の方、実業家などが来られて、いろいろと情報のシェアをさせていただきました。

春節があけてから、周りがすごい勢いで動き出しています。



周鉄海
上海在住のアーティスト周鉄海 Zhou Tiehaiが、民生銀行が红访Red Townに建てる(箱はすでにできてる)民生现代美术馆の副館長に就任が決まりました。

先日レストランで偶然周鉄海に遭遇。いま優秀なアシスタントキュレターを探しているとのことです。
もし我こそはという方がいらしたら、彼に推薦しますのでお知らせください。

あ、あと、红访Red Townには、日系のギャラリーが一件1月から進出してます。



Timezone8
M50にあったアート本専門店 Timezone8が上海から撤退しました。
撤退するかも、という話があってからあっという間の出来事。

M50は大手のギャラリーが市内へ移転するという噂もあり、昔ほどの求心力がなくなってきています。
てか、家賃高すぎなので当然の成り行きですが。


5年ほど前に初めてM50に訪れてから、M50のギャラリーや版画工房でしばらく働いてたし、その変化をみてきましたが、元気がなくなっていくのは寂しいですね。

でもそれが、いわゆる「クリエイティブエリア」と呼ばれる場所の性なのかもしれません。
個人的には、今は威海路が一番面白いと思います。



《视觉生产》VISUAL PRODUCTION
バイリンガルで内容もしっかりしているので、とても気に入っていた中国のアート雑誌 VISUAL PRODUCTIONが廃刊となったようです。

EditorのGu Zhenqingが、会社ごと誰かに販売したかったようですが、買い手が現れなかった模様。
北京の事務所では、全員解雇になったとか。
私の友人も働いていたので少々心配です。




Kogo Art Center
杭州のギャラリー、Kogoが上海に進出するようです。4月に市内に。
Zhang Peili, Ai Weiwei、Tang Songなどのコレクションがあり、オープニングは要チェック。




威海路アトリエ開放展
今年も4月に威海路アトリエ開放展が行われるかもしれません。

Office339のある威海路アートエリアには、おそらく50人位のアーティストやデザイナー、フォトグラファーがいて、昨年までは年に一度アトリエ開放展として一日限りのお祭りをやってきました。

去年はTV局もきてかなりの人で賑わい、午後から夜10時くらいまで引っ切り無しに人がやってくる、といった感じ。

去年の開放展が紹介されたTV番組。

獅子倉シンジのパフォーマンスが大きく取り上げられました。


今年は何も話が上がらなかったので、無いものと思ってましたが、ここ数日みんなでミーティングをして協議してます。

行われるとしたら、4月18日。
その頃は北京のアートフェア CIGEのため、北京にいる予定でしたが、開放展があるなら、帰ってこなければ。



と、こんなかんじで、これからは周りで見聞きした上海のアート関連のニュースを、書ける範囲でちょこちょこブログに書いていこうと思います。

市川友章 Solo Show

3/14から開催します。

上海にいる方は、Bund18号4階で彼の作品を観たことがある人も多いはず。




今回は韓国系のギャラリー Scola Art Centerとの共催となります。

09年初の展覧会、気合入ってますので、是非是非お越しください。

“飘 Floating” 市川友章個展
http://www.office339.com/jp/exhibitions/floating/

オープニング レセプション: 2009年3月14日(土) 17:00-20:00pm
展示期間:2009年 3月14日 - 4月25日
月-金曜 10:00-18:00 / 土曜 13:00-18:00 / 日曜・祝日 予約のみ

会場: The Foundry Gallery (筑造空间)
中国上海市陕西北路729弄内到底 (近康定路) 邮编200040
End of lane 729, Shanxi Bei Road (x Kang Ding Road), Shanghai, 200040, China