2008年12月5日金曜日

作品を通して生活が変わるということ。と保利オークション。

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かなーり前に作品を購入いただいた方に、北京でインタビュー。


当時、「娘さんのために」、と言っていた購入してくれたお客さんのお話が印象深く、

「こんな風に思って買ってくださる方もいるんだ」

と感動したものでした。



その後作品によって、どんな風にお客さんや娘さんを変えたのか知りたくて、その後の変化・影響について、というおポイントでお話を。

正直、あまり期待していなかったのだけど、購入後から良い方向に変化があったということで、とても嬉しいお話を聞けた。

しかも、思っていた以上に、作品に対して愛情を持ってくださっていて、この仕事をやってよかった、と思えた充実した時間だった。

ありがとうございます。




帰り、ちょうど飛行機登場までの時間に保利(Poly)のオークションがあったので、ついでに見学。

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金融危機以降、どこのオークションもひどい状況だったが、そのとき開催されていた「中国コンテンポラリー」は、落札率約68%と、わりと健闘していたと思う。

ただ、その後のアジアコンテンポラリーのセクションはひどい状況だった。
まず、席がガラガラでお客さん自体がいない。


今回、アジアコンテンポラリーのセクションは、Polyにとってはじめてのチャレンジだったけど、この様子では、今後続かないんじゃないだろうか。



とにかく、最近オークションがらみで、トラブルが多い。

所有権はこちらにある作品を、断りも無くオークションに出品されそうになったこともあり、中国人の関係者と"オークション”に対する認識の違いというのを痛感させられることが、ここ1ヶ月で何度もあった。

オークション会社のやり方は非常に腹立たしいことも多いのだけど、これも勉強だと思って、きちんとアーティストと作品を守っていきたいと思います。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

アーティストと作品を守ること、これは管理事務所として大切な仕事ですね。

音楽業界でも同じです。ケッタはこのへんでとても苦労しました。だから自分のレーベル音楽事務所での厳正な管理を行っています。

アーティストが安心して任せられる環境を、もっと作っていく必要がありますね。

鳥本健太 さんのコメント...

そうなんです。

特に中国ではアーティスト自身もそういう意識が低いことがあり、信頼の出来る市場を作っていくには、まだ時間と忍耐が必要そうです。

がんばります。