2008年10月30日木曜日

ネット難民

ここ一週間ほどネットが使えない環境にいたため、メールもほとんどチェックしていないという、現代人としてあるまじき行為を続けておりました。

ネットカフェにも行けない、ネット難民です。

ご連絡いただいていた皆さん、大変申し訳ございません。
すぐにキャッチアップいたします。

2008年10月21日火曜日

上海でも ART iTが手に入ります。

日本発バイリンガルアートマガジン、ARTiTの最新号が届きました。
今号から、上海でARTiTの取扱を開始することになりました。


ART iT
http://www.art-it.jp/

私の事務所でも部数限定で販売、近々上海多伦路现代美术馆でも取扱を開始します。
ご興味のある方、ご連絡くださいまし。

今回の特集は「アジア=パシフィックのアートシーン2003-2008」ということで、かなり読み応えあります。

2008年10月20日月曜日

起業学

福島正伸さんの起業学という本を読んでいます。もう続けて3回目。


12月にプレゼンがあって、それに向けてもう一度、自分が本当に何がしたいのか、自分の夢は何なのか、自分と真剣に向き合っています。


そして、もう一度起業しなおすつもりで取り組んでます。

というか、今は一応自分の裁量で仕事をしているわけですが、私の場合もともと「よし、起業するぞ!」と決意して今の状況があるわけではありませんでした。

流れのなかで自分の志向性にそって、というかやりたいことをやろうとしてきた結果、気がついたらなんとか運良く生き延びてこれたというだけで・・。

今回は自分の夢、事業の方向性、そしてそれがどれだけ価値のあるものなのかを見直す本当によい機会になっています。

こういうチャンスが与えられたことに、心から感謝。



さて、福島さんがいう起業家とは・・

起業家とは職業を指すものではなく、社会に価値と感動を提供する夢を持ち、それに向かって挑戦し続けている人を指すものです。


まったくその通りだと思います。

そしてある意味、アーティストなんて起業家そのものだとおもうし、いくら自由に表現して良いといえど、世に出て作品を発表していく以上責任があるわけで、社会に対してちゃんと価値を提示できるものでなくてはならない。


なにも情報を提示せずに、「見た人に自由に感じてもらえば・・」という人も多く、それはそれでわかるのですが、自由に感じてもらって結局相手になにも伝わらなかったのでは、まったく意味が無い。


自由に感じてもらうのは手段の一つであって、伝えたいこと、伝えたい価値というのは、すくなくとも自分では分かっていて言語化できなければ伝わらないだろうし、そもそも表現すら出来ていないのではないかと思ってしまいます。

村上隆も言ってますが、芸術作品はコミュニケーションを成立させられるかどうかが勝負です。
そしてコミュニケーションを最大化させられるものが、良いアートと呼ばれています。
そこを追求していかなければいけません。



この本にもたくさん出てくる夢を持つということの大切さ。
私はいつもビジョンを呼んでいますが、ほんと、それがすべてだと思います。
どれだけアートで人にビジョンを与えられるか。私がやりたいことは、そこなんです。


次の時代を担う子供たちに、何を伝えるべきでしょうか。それは人間として生きていくうえで最も大切なことを伝えればいいのです。それは、夢であり、夢に向かう生き方です。そして伝えるとは、語るよりも見せることです。目の前で。

大人がみなそうであれば、子供達の未来が暗いはずがありません。
夢に向かう大人たち。とても聞こえはいいですが、簡単なことではありません。
そして夢というと、照れくさい感じや、なんとなく馬鹿にしてしまう雰囲気がありますが、それでも夢と言って行かなければならない。

去年Nam HyoJunが展覧会で、「I have a dream」というコンセプトを打ち出してから、今年一年、私も「I have a dream」で行こうと決めてきました。

もっともっと、「I have a dream」を伝えていきたいと思います。

2008年10月16日木曜日

テトラプルトラップ新譜リリース!


上海の戦友、Tetrapletrapこと川島蹴太が、上海で初の本格的インディーズレーベル・New Panda Recordsを立ち上げ、新曲をリリースします。


テトラプルトラップ


タイトル:淋しい熱帯魚/NANA(タワーレコード限定販売)
アーティスト:tetrapletrap
発売日:11月5日(水)


あのWINKの「淋しい熱帯魚」を鮮烈カバー。そして私はまだ聴いてませんが、2曲目のNANAがかなりいいらしい。



お聞き逃しなく!

ドリームプラン・プレゼンテーション2008に参加します。


ずっとブログに書こう書こうと思って先延ばしになってましたが、12月に東京で開催される「ドリームプラン プレゼンテーション」というものに参加します。


夢(ドリーム)プラン・プレゼンテーション2008

上海でも今年、2回ほど夢のプレゼンを行ってきました。
その元となっているのが、この東京のイベントです。


夢(ドリーム)プランとは、社会に価値と感動を提供するビジネスプランで、それは以下の6つの条件を満たすもの。

(1) 社会的貢献度が高い事業であること
(2) 独自の価値・魅力があること
(3) 事業として発展性があること  
(4) 実現のための準備ができていること 
(5) 発表者の人生観とリンクしていること 
(6) 人をワクワクさせること


そのようなプレゼンを、一人10分間という限られた時間で行います。

詳しくはこちら・・
ドリームプラン プレゼンテーションとは


書類審査があったのですが、ありがたいことに通過することができ、全国から選ればれたプレゼンター20組に入ることが出来ました。12月の予選・本選に臨みます。

12月19日(金) 書類選考通過者20組による予選会
12月20日(土) ファイナリスト8組による本選

会場は東京ビッグサイトで、予選を通過した8組のみ、本選で1000名の観客の前でプレゼンすることができます。



私のプレゼン内容は、「アートを通じて人が"ビジョン"を持てる社会に」(タイトル未定)というもの。


アートは、関係者の自己満足や金持ちだけの遊び道具ではなく、社会にとって本当に必要なもの、価値のあるもになる。私はそう思って今の仕事をしています。

しかし実際はまだまだ狭く、マイナーで、限られた人のものとなってしまっています。

アートには、未来を切り開く力、創造していく力があります。

その可能性を開いていくこと。

そしてその結果、一人でも多くの人が、ビジョンを持って生きていける社会にしていきたい。

そんな私の勝手な夢をプレゼンします。


そんな私の勝手な夢を、上海では相互支援組織の20名以上のすごい仲間に支援していただいていて、また日本でもメンターと呼ばれる方々にも支援していただいていて、とんでもないことになってます。


沢山の人に支援していただきながら、一つのプレゼンを作り上げて、12月に東京で発表します。



全力で取り組みます。

2008年10月15日水曜日

明日からNam HyoJun ロンドンのSCOPE。

明日からロンドンでアートイベントが続きます。

その一つ、SCOPE LondonにNam HyoJunが出展します。


新作のインスタレーション作品、ビデオ作品、ペインティング数点。




ヨーロッパでは初お披露目です。


2008/10/16 - 10/19

Vanguard Gallery
Booth No#131


金融危機の影響もあり、アジアのフェアやオークションはどれもぱっとしないどころか、アートバブルがとうとう終わってしまったとみんな頭を抱えてますが、今週から始まるロンドンのアートウィーク、フリーズを筆頭になんとか頑張ってもらいたいところ。


ちなみに私もNam HyoJunも、ギャラリーに任せっきりで上海でのんびりしてます。

ここ数週間で、英ポンドもかなり安くなり、イギリス行きの航空券も激安とのこと。こんなことなら、行く予定立てておけばよかったと少々後悔中。

2008年10月14日火曜日

SUPER CiTYのアート特集に私とNam HyoJunの対談が掲載され。

上海の日本人むけフリーペーパー SUPER CiTYのアート特集に、私とNam HyoJunの対談形式の記事が掲載されています。

SUPER CiTY Shanghai 10月号

「上海アート1年生に送る 今年こそ、上海アートデビュー」
というタイムリーでナイスな特集。そのトップバッターに見開き一ページで掲載していただきました。




今回の写真はわりと評判良いです。

内容は上海アートの魅力。
紙面のデザインがかっこいい。

Super Cityの小松さん、どうもありがとうございました!!


2008年10月13日月曜日

ART Shanghai 出展ギャラリー募集中。

アートフェア実行委員会が、来年春に行われる、上海のアートフェアの出展ギャラリーの募集をしてます。

上海春季艺术沙龙 ART Shanghai2009

上海世贸商城四楼(上海市虹桥开发区兴义路99号)
2009 04/16 - 04/19



来年はフェアのコーディネートはほとんどしないつもりでしたが、ブースの確保だけお手伝いすることになりました。
今回はフロアを広げて、出展ギャラリーも大幅に増えるということです。

ご希望の方は、メールにてご連絡ください。


優先的にブースを確保できます。

月末また東京。

にいきます。
年末まで、毎月行きます。

来年へ向けて、大切な3ヶ月です。
そして年末年始は、久しぶりに実家でゆっくりしたいです。

頑張って北海道帰るぞー。

2008年10月11日土曜日

長沢郁美 香港の雑誌に紹介されてます。

長沢郁美の個展“本当はわかっているんでしょ” が、香港で発刊されている雑誌 MODERN HOMEの最新号に、9月の中国国内のアート特集の中で紹介されています。




残念ながら上海ではこの雑誌、入手困難とのこと。
どなたか、見かけたら私に一冊買ってください。。

2008年10月8日水曜日

BiZ pressoに記事が掲載されました

隔週で発行されている上海のビジネス誌「Biz presso」 第54号(10/7)のアート特集に、Office339と私の記事が掲載されています。

ビエンナーレやアートフェアの記事とともに、上海のアートマーケット特集ということで。


作品を前にポーズをとっている私の写真も載せて頂いたのですが、それを見た周りの数名に「変な顔」と言われました。


ひどい人たちです。



BiZ pressoご担当の方々、どうもありがとうございました。

2008年10月5日日曜日

改めて上海ビエンナーレ。

先週中国は国慶節で一週間の祝日。

連休中、日本のメディアの方の上海ビエンナーレの取材をコーディネートさせていただき、上海美術館の館長へインタビューへ行って来ました。



祝日ということもあり、ものすごい人。
開館前から長蛇の列。あまりに多いので、一日5000人という入場制限を設けてました。




インタビューは予想通り、マニュアル通り、といった内容の話しか聞けませんでしたが、ビエンナーレとは別に、館長個人としてのアジアの美術界の現状に対する問題意識などを聞くことが出来、なかなか有意義でした。


横浜、ソウル、光州、シンガポールのビエンナーレやトリエンナーレを見てこられた記者の方曰く、上海は他と比べても総合的に面白いとおっしゃってました。

上海ではあまり評判が良くないですが、外から来た人がみると全然ちがう印象をもたれるようです。



今回の上海ビエンナーレのテーマは「Trans Local Motion」。

都市化や移民、人口の流動などをテーマにしているので、改めてゆっくりビエンナーレをみてみると、上海の都市やそのシンボルとして人民公園の歴史やその発展を歴史的資料とともに見せていて、実際上海で暮らしていて変化を目の当たりにしてきた市民の日常と、非常に近いモチーフやテーマの作品が多い。

そのため、一般の人も作品の世界に入って行き易いというのは、評価できる点かと思います。
地元のおじちゃんおばちゃんが、喜んで作品を鑑賞しているのをよく目にしました。




「これ以上人が集まっても困るので、お祭り騒ぎのようなイベントにはしたくない」と館長が言っていたのは印象的でした。

美術館の狭い箱、という物理的な問題もあるようです。





こちらはBund18で展示中のAi WeiWeiの作品。



Bundは多くの観光客でごった返してました。


こんなに人の多いBundは初めてです。



そんなこんなで連休も終わり。
連休中は閉じている店も多く、観光地以外は比較的静かな上海でしたが、今日からまた動き出します。

渡辺おさむ 制作アシスタント募集

告知協力です。

フェイク・クリーム アーティスト渡辺おさむさんが、制作アシスタントを募集中。
ご興味のある方、下記の応募要綱をご確認のうえ、気軽にお問い合わせください。



制作アシスタント募集

渡辺おさむアトリエでは制作アシスタント及びボランティアスタッフを募集しています。

●制作アシスタント応募資格
美術大学、美術専門学校生、及び卒業生。もしくは制作経験のある方。東京都墨田区のアトリエに通える方。

○作業内容:
渡辺おさむ作品の制作アシスタント。作品の下地制作からペインティング、立体造形等。

○勤務条件
時給:時給等の給与条件は査定と各人の能力によって異なります。
勤務日数:週1~OK
勤務時間:13~19時の間で応相談

○制作期間:
2008年10~12月の間※長期スタッフ希望の場合は応相談

○制作場所:
東京都墨田区 渡辺おさむアトリエ

○応募方法
制作アシスタント応募フォームよりご応募下さい。


●ボランティアスタッフのお願い
ボランティアスタッフはアートに興味のある方ならどなたでも参加できます。簡単な作業ですので、経験は問いません。日にち時間等も面接の際、ご都合の良い時間を御申告下さい。

ボランティアスタッフ応募フォームよりご応募下さい。

SCOPE Londonへ向けて。

Nam HyoJunがSCOPE Londonで展示する作品の設置方法の打ち合わせに。



なかなかいい感じになりそうです。
Nam HyoJunは、新作のインスタレーション数点とビデオ作品を展示予定。

London近郊のかた、是非に。

2008/10/16 - 10/19
Vanguard Gallery
Booth No#131

2008年10月2日木曜日

在上海。

上海に戻ってまいりまして、もうすっかり秋の空気です。めっちゃ過ごしやすい。

中国では国慶節で大型連休中。街がのんびりしています。


久しぶりに事務所に行ったら、急にビデオ撮らせてくれと言われて、インタビュー受けました。
TV局かと思ったら、個人の自主撮影との事。



あまりに急だったので、わけの分からないことを話してしまいました。
こんな時のために、何でも応えられるようちゃんと準備しておかないとだめですね。

いやしかし、今日は来客が多かった。