2泊3日で重慶に行ってきました。
一応出張。
去年アートフェアで会った重慶のギャラリーにおいでおいでと言われていたのと、友人のアーティストが重慶のアートフェスティバルに参加していたので、見学もかねて。
重慶は中国内陸部の拠点として、最も重要な都市の一つ。
沿岸部から重慶に移る外資企業も多く、今後内陸部の市場拡大を見据えて、投資が盛んな街です。
以前Newsweekの記事で、「世界で最も早いスピードで発展している街」として取り上げられたのを見てから、一度は行かなければと思っていました。
富士通総研のサイトによると・・
重慶市への外資進出動向
内陸部に位置する重慶市は、北京、上海、天津を含む中国の四大直轄市の一つであり、人口3,200万人を有する。1997年に直轄市設立以降の10年間で年平均10%以上の経済成長を達成している。重慶を基点に3億人の中国西南部市場をカバーできる。
・・らしいです。
人口3200万人って。。
行って見ると、巨大な中国の地方都市といった印象。工業都市のためか、街全体がすこしくすんだ感じがしました。
中国の四大美術大学の一つである四川美術学院や、周辺にあるアトリエを見学。
現地のギャラリストに案内してもらい、20人ちかいアーティストのアトリエを訪れた。予想通り絵画が圧倒的に多いが、面白いアーティスト数名を発見。
作家のアトリエを訪れるのは、最高に楽しいです。
また友人の日本人アーティストが、今週末から行われる国際アートイベントに参加するために滞在製作をしていたので、展示・作業場を訪れました。
オープニング二日前だというのに、まだ会場が出来ておらず友人も困り果ててました。
果たして間に合ったのだろうか・・。
そのイベントはこちら。
首届重庆黄桷坪(新年)国际艺术节
1/17~2/24までやってます。重慶にお越しの際は是非。
驚いたのは、美術学院付近のグラフィティストリート。
なんと、1kmくらいの道沿いの住宅地がすべてペイントされているのです。
タクシーにのっていると、くすんだ街並みが急にカラフルなグラフィティ街に変わりました。
賛否両論あるようですが、この規模のグラフィティは世界でも珍しいと思います。
残念なのは、作風がどれも同じなこと。
出来れば世界中からアーティスト集めて大きなグラフィティ・イベントにし、2年に一度くらいの頻度で書き換えてほしいです。
そんな感じで、今年は一度くらい重慶で展覧会を行うかもしれません。