2008年9月22日月曜日

回顧録: 9月8日 上海ビエンナーレ 7th Shanghai Biennale

時間軸がバラバラになりますが、9月のイベントを少しずつ振り返りつつ。

私の事務所としては・・
SHContemporaryでは、メディアブース(ARTiT)を担当、またギャラリーブース(ARATANIURANO)のコーディネートさせていただき、上海アートフェアでは、Vanguard Galleryから作家が出展。

そのほかに、企画した展覧会3つとオープンスタジオを回すという、めまぐるしい日々でした。

5日 "GAP" オープニング
6日 "本当はわかっているんでしょ" オープニング
8日 SHContemporary搬入、上海ビエンナーレ オープニング
9日 SHContemporaryVIP プレビュー、上海アートフェア 搬入・オープニング


いろいろな人にお会いでき、とても充実した毎日でしたが、悔やまれるのは、毎晩開催されていたフェアやビエンナーレや美術館のパーティにほとんど参加できなかったこと。

このところ大きなイベントの後は、毎回無茶して体調を崩していたので、パーティは控えめだったのですが、さすがに1日2日は頑張って行くべきでした。



バタバタしたなか、9月8日に行われた上海ビエンナーレのオープニング。



前回は、屋外でのセレモニー中に雨が降りだし、セレモニーが終わるまで会場に入れずブーイングが出てましたが、今回は美術館の中で行われてました。



Nam HyoJunと4月に2人展をした 孙国娟(Sun Guojuan)を会場で発見!



「おー久しぶりー!何やってんの~?」と話しかけたら、なんと今回のビエンナーレに参加してるとの事。。ノーチェックでごめんなさい。。



3階に展示してある彼女の作品。
これまでフェミニズムをテーマとした作品が多かったのですが、今回は彼女の父親が昔住んでいた上海の住まいを再現し、甘いけれど溶けやすい砂糖をつかって、一過性の記憶・思い出、を表現するというもの。 

これまで見てきた作品の中でダントツによかったです。
※彼女は北朝鮮籍のため、今回は韓国読みでSon Kuk Gyonと表記されています。


話題をさらっていた、会場から溢れでそうな 岳敏君 Yue MinJunの立体作品。

賛否両論あり、私も個人的には好きではないですが、クオリティは非常に高かった。
出来ればもっと大きなスペースで見たかったです。

上海ビエンナーレは、上海美術館という狭い独特の箱の使い方が難しいですね。









周りの反応は、中国人作家が多いとか、テーマと関連性が見られない作品が多いなど、あまり良い意見は聞かないですが、私は人が多すぎて、全然作品が見れなかったし、人と挨拶ばかりしていたので、なんとも判断できず。


今だに、入場3時間待ちとかになっているようです。
中国人の関心の高さはすごいですね。



来月早々、キュレーターへのインタビューに同行する予定なので、いろいろと聞いてきたいと思います。



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