2009年2月4日水曜日

中国の若者 80後。

今日は一日中事務所でオフィスワーク、夜は韓国人キュレーターとミーティング。
いやしかし、何で事務作業ってこんなに時間かかるんでしょう。。

そして残業食ということで、一人で近くの火鍋屋に。
初めて一人で火鍋を食べました。
悪くないですね。
癖になりそう。


一人で火鍋をつつきながら、この本を。

新・中国若者マーケット新・中国若者マーケット''
松浦 良高

弘文堂 2008-12-12
売り上げランキング : 74416
おすすめ平均


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
本の執筆・リサーチに私の友人が関わっていたり、筆者の松浦さんとは面識もあり、ずっと気になっていました。

今の世界経済の希望は中国の内需しかない、とまで言われたりしますが、今後その中国を引っ張っていくであろう80年代生まれ(80後)に焦点を当てたリサーチ本。

私も1980年生まれなのでギリギリ80後ですが、いまその80後は大学生~社会人(19歳~28歳)。中国における、80年代生まれというのは、そのほかの年代(70年代生まれ、60年代生まれ、90年代生まれなど)にくらべ、時代背景もあり、特異な存在で「新人類」と言われています。

今後中国の鍵を握る80後をどう攻略するかといった感じの本で、中国の若者のトレンドを知るのにとても実用的な内容になってます。


そういえば・・・

中国国内で80後が目立つようになり、その中国の80後とくらべて日本はどうなのよ、ということで、昨年日本の80年代生まれのアーティスト展を企画しました。

If you’re happy, clap your hands  -A Japanese group show of 80’s generation artists-

今思うと、中国の80後アーティストあわせてグループ展にしたほうが良かったかも、とも思いますが、展覧会自体の反響は予想以上に大きく、それこそ80後(とくの20歳前後)が沢山訪れてくれました。

展覧会を企画する段階で、私なりに中国の80後と日本の80後を調べ比較しましたが、中国の80後は本当に目立ってます。70年代(70後)が、文化大革命の最中に幼少期を過ごし、不安定な社会情勢の中で育ったのに対し、80後は一人っ子政策が実施され、経済成長の恩恵も生まれたときから受けている世代。近代・現代中国の申し子のような世代です。


面白いのは、中国80後のネットへの依存度の強さと、ボリュームの大きさ。
2007年6月~2008年6月の1年間で、インターネットの利用者が1億人も増えた(中国全体で)というのだから驚きです。
そしてそのなかでも、影響力が大きく、ネットを使いこなしているのが中国の80後。

今のところ仕事で絡むことはそんなになに多くないのですが、私自身同世代ということもあり、中国の80後とはこれから一生付き合っていく存在。

仕事の合間に日本のニュースやブログを読んでないで、ネットでももっと積極的に彼らにアプローチしていかなければ、と、一人鍋をつつきながら反省した次第でございます。

中国ビジネスに関わっている方は、是非ご一読を。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ご無沙汰しております、著者の松浦です。本を読んで頂けたようで、誠にありがとうございます。今度是非何かコラボレーションして面白い事をしたいですね。今後とも宜しくお願いします!

読んで頂けて、嬉しくてコメントしてしまいました!
とりいそぎ、御礼まで。

鳥本健太 さんのコメント...

コメントありがとうございます!
著者の方からコメントなんて、めっちゃうれしいです。

>今度是非何かコラボレーションして面白い事をしたいですね。

是非!
本にもありましたが、80後はアートに敏感に反応してくれるので、なにか面白いことができると思います。

今後とも、どうぞよろしくお願いします!