インド、ムンバイのSakshi Galleryが台北にブランチをオープンしました。
Sakshi Gallery In Taipei
台湾を中国と捉えるかは別として、インドのコンテンポラリーギャラリーの中国への進出はおそらく初めてだと思われます。
二年ほど前から、アジアの大国から世界の大国になっていくだろう中国とインド、そしてその関係に注目しています。
07年、08年と続けてインドを訪れ、このSakshi Galleryにもインタビューをしました。
当時Sakshi Galleryで個展の準備をしていた Silva Gupta。
インタビューで思ったのは、お互いの文化の違いをかなり感じているということ。
07年に訪れたとき、デリーのあるギャラリーでは、中国のコンテンポラリーアート展をかなりの予算をかけて行ったけど、反応がさっぱりだったと言っていました。
インド側としては、中国よりも欧米のほうが受け入れられやすいという風に思っているし、実際インドのかなりの数のギャラリーが欧米に支店や、提携ギャラリーを持っています。
ただ、インド側のほうが中国の市場や将来性に興味を持っているということも感じました。
昨年私がインタビューを受けた、インドのニュースサイトでも、「インドはこれから西(西洋)じゃなくて東(中国)を向いていく」というような話がありました。
Indian Express > ON RED EARTH
CIGEやSHContemporary、HKアートフェアなどを見ても、インドのギャラリーはかなり積極的に出展してきていますね。
どちらにしろ、インドと中国はこれからアジアを引っ張っていく重要なラインになってくるので、この二国間でアートがどのような役割を果たすのか、目を凝らして見ていきたいと思ってます。
そうそう、この夏にはMOCA Shanghaiで友人がキュレーションしている、インド・パキスタンの現代アート展もある予定です。
0 件のコメント:
コメントを投稿