私の拠点がある威海路アートエリアには、アーティストやデザイナーなどが30~人ほどアトリエを構えていて、一昨年、去年と、みんながアトリエやギャラリーを開放して人を呼ぼう、というイベントをやっています。
一昨年は友人のアーティストのサポート、去年は自分の事務所も参加ということで、なんやかんやで毎年関わってきました。
一昨年の威海路アトリエ開放展の様子
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もう三月の半ばだというのに、まず開放展をやるかどうか、というところから話始めてます。
間に合うんか??
威海路に居るのは中国人の他に、アメリカ人、ドイツ人、フランス人、香港、台湾人などもいて、日本人は私だけですが、なかなか国際的な環境ではあります。
ただ、主体となってみんなを引っ張っていくグループがあるわけでもなく、特に中国人どうしでは複雑な人間関係もあり、みんなでまとまって何かイベントを起こそうとすると、いろいろな障害がでています。
みんな何かをやりたいという思いはあるのに、うまくかみ合っていません。それぞれのやりたいことの違いや言葉の問題、面子など、その辺をバランスを取りつつ、みんながどこに向かっていくのか。
一応私も当事者ですが、客観的に見ると非常に面白いです。
去年の威海路アトリエ開放展の様子
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<獅子倉シンジのパフォーマンス>
私が去年威海路に移ってきてから、都市設計やクリエイティブ産業などについて研究されている大学の方がやってきて、インタビューを受けたことが何度かありまいた。
行政などに管理されているわけでもなく、自然発生的に出来たエリアで、かつ上海のど真ん中にある威海路は、まだ成熟していないクリエイティブエリアで(成熟しないで終わるかも)、クリエイターたちがどのように振る舞い、コミュニティーを形成して、自己表現を続けていくのか、非常に面白い研究対象になると思います。
万博後の上海を考えると、5年後、10年後には、おそらくありえない環境ですので。
もしどなたか、研究対象として検討される方がいらっしゃいましたら、是非ご連絡くださいませ。
喜んでご協力します。
1 件のコメント:
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